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2014年1月25日土曜日

『女王蜂の王房』体験版プレイ感想

22:59 Posted by はずみ No comments
J( 'ー`)し <今日の夕ご飯はカレーよ~~~~~!



ということでご飯が炊けるのを待つ間に、『女王蜂の王房』体験版のプレイ記事でも書こうかなと思います!


女王蜂の王房
というのも体験版配布開始当日にダウンロードするだけはしていたんですけど、去年年末にかけてBLCDに塗れた生活をしていたせいか、どうにも自分の乙女スイッチが入らず、買った乙女CDもゲームもなかなか開封しにくい……



なんなん、これ、倦怠期……?よし、ここはひとつ無理やりにでも、一つゲームをプレイして乙女スイッチを入れよう!とのことで選んだ体験版でした。体験版だったら短いだろう、という予測で。



▼ゲームをはじめる


『女王蜂の王房』ですが、これ以前に『女王蜂の甘美なる交合』というダミヘのシチュエーションCDが出てるんですよね、持ってるんだけど、諸事情により紅玉ちゃんしか聞いてませんでした('▼')
ですので、雑誌も特に読みこんでおらず、「ああwwwwエロ特化作品ねwwww」くらいの認識からスタート。


▼ナマエ ヘンカン


このゲーム実は乙女ゲームには珍しく?いや全年齢では最近よく見かけるんですけど、ダブルヒロインなんですよね。
ふわふわ赤銅色のロングの「めのう」ちゃん。
そして黒髪変形ボブだかロングだかの「輝夜」ちゃん。
ずっと読み方「てるや」だと思ってました、「かぐや」ちゃんだそうで。

で、ここでこのプレイ時の女王蜂に対する期待感はそんなになかったもんだから、「へぇ~ダブルヒロインで(今回はめのう編だけど)どっちのヒロインも名前変換できるんだね~(ほじほじ」

というテンションのせいで、なぜか

めのうを「豚丼
輝夜を「牛丼」と命名。


後に、心の底から「デフォルトでやっときゃ良かった……」と後悔するハメに。


▼攻略キャラクターたち


今回のめのう編ではめのう側の雄蜂である「白鴎」「貴峰丸」「紅玉」の3キャラクターしか攻略できないとのこと。しかし物語中には当然、もう一人のヒロインである輝夜とその側近である「虚」「燐」「皇樹」も登場し、関わってきます。


で、体験版をプレイしてみての各キャラに対する印象がこちら。






上段3キャラが好みです。ハイ。


白鴎は気のいい近所のお兄ちゃんというイメージ。


側近として幼きころからめのうを育てていたから、可愛い妹分のような関係だったけど、彼女に発情期が訪れたらまぁそこらグイっと迫ってもいきまっせ、な感じがとても良かったです。最初のエロスチルは白鴎でした。



虚さんは正直CDの時からドM、キモッ!!!!と思っていまして、一番興味がなかったし、これからも興味が湧かないだろうな~~と思っていました……そう、かつての自分は……。プレイしてみたらですね、これまたカレが意外とかわいらしい……。


めのう編における初登場は輝夜の側近としてではなく、実は王房の門番として出てきます。貴峰丸に連れられてめのうが下界へ降りて行くのを止めようとするのですが、

「あ、あ、あああの……
 お、王女様もご一緒で、ございますか?」

とドモるのですが、これがまた絶妙。

いちごみるくさんの声が、「キモさ」と「あれ、かわいい」の丁度中間にバシッときめてきます。


苛立つ貴峰丸を諌め、「いいのよ私の意志で降りるんだから」とめのうが微笑むと、優しくされたことに虚が「あ、あう……」と頬を染めるのですが、これがね、これがね!!!!この「キモい」と少々遠巻きにして眺めていた私の心をうちぬきました。


か、かわいいぞ、オイ!!!!!



かわいいの氾濫です。心のダムから「えもしれぬときめき」が梨汁のように飛び散りました。虚のCD後で聴きますね、これ書いたら聴きますね。


で、紅玉ちゃん。


紅玉ちゃんは正直ちょっと頭おかしいと思ってました。CDのトラックリストを見ていて「剃 毛 」って書いてあったときから、「こいつはヤバイぞ!!」臭がプンプン匂ってました。


あと中の人の裏名義が初めてだったので、ご祝儀買いという意味もあって、CDは聴いていたんです、うん。なんつーか、こう、CDについてはあまり多くは語りませんがハイテンションセックs!!という感じで終始紅玉ちゃんがご機嫌で、ですね。私はお腹がいっぱい、と、思っていたのですが、このゲームの紅玉ちゃん、


かわいいんですよ。



「またか」と思われるでしょう、おめーかわいいしか褒め言葉ねーのかよ、と思われるでしょう。でも紅玉ちゃんが可愛いのは事実だからしょうがないんだ


ねー(´・ω・)(・ω・`)ねー



▼シナリオと設定とストーリーと


巷で言われてる程そんなに稚拙な文章だとも思わなかったし、たまに地の文で「ん?この表現が地の文で使われるとなんか違和感」と思うくらいで、そんなに気になりませんでした。
基本的に地の文はさら~っと斜め読みで「なにがどうなった」が把握してあれば、声とセリフで読み切っちゃうタイプなので、セリフに違和感がなければいいや。

設定に関しては体験版なので、まだまだわかりきっていない所があるので、本編でどのように描かれるのか、はたまた描かれないのかを期待して待つことにします。




▼ヒロインめのうちゃんについて


ゲーム体験版をやり終えて思ったのが「めのうちゃんの『ヒトを食べることへの拒否感』はどこで生まれたのか?」ということですね。

こういう特殊な設定の物語って、読み手である私たちには少し受け入れがたい習慣や慣習、文化が描かれることが多いので(紅花でいうところの女性への扱いとか)、個人的にはそこを楽しみにしてます。


女王蜂の世界観でいうと、蜂は「天上に住む一族」であり、ヒトは「下界に住む」。蜂の世界では蜂とヒトの上下関係がハッキリしています。
蜂の食糧は「ヒト」であり、中には黄金蜂教団という新興宗教じみたものがあり、自ら蜂のエサとなることを望む人々もいる。

そんな「食文化」の中で育っためのうちゃんも当然幼いころから「ヒト」を食らっているわけですよね。まぁ蜂の子育ては乳かもしれないので、乳幼児期はどうかわかりませんが、本編冒頭にあった5歳児くらいのときにはおそらく大人(成虫?)と同じ食事を摂っているはずです。


日本人の生魚を食べる。

その食文化を諸外国の人々が「ないわ~」と思っているのと同じように、「蜂がヒトを食べる」という行為は蜂にとってはいたって普通のことであり、またそう本能的に捉えているはず。
そこに「大きな違和感を覚える」めのうちゃんというのは、蜂の文化圏からとても逸脱していて、また不安定であると思われます。


某コンビニエンスストアのフォアグラ弁当のことが話題になってますが、フォアグラを美味しい!好きだ!と思っている層は待ちに待ったお弁当でしょうに、「あれは食材の生産過程が残酷である」という層の批判で、お弁当は発売中止になった。


まぁこの場合のフォアグラを主食として常食している所なんておそらくナイでしょうから、フォアグラ否定派=逸脱していると捉えたりは絶対にしませんが、蜂の世界においてヒトを食べるっていうのを、めのうちゃんは「むごい」というか「醜い」と思っていたようです。この感覚は、フォアグラ反対派の生産過程(ダチョウに強制食餌させる)を「むごい」「ひどい」と感じていた感覚に似ていますよね。


蜂の世界の主食がヒトですから、日本人で言えば米食を否定されるようなもの。めのうちゃんは心優しく穏やか平和主義者の塊のような女の子ですから、表だってヒト食を批判はしないものの、「自分は食事を断つ」という行為で主張する形をとっています。

まぁこれを周囲の蜂はどう感じていたのかは体験版中では描かれていませんが、蜂たちが当たり前に食べているヒト食を批判するような行為を、かりにも次期女王とされている方が行っていたら、ちょっと気分が良くないと思ってしまうのも仕方がないのではないでしょうかね。


輝夜ちゃんの凱旋帰還に対して、蜂たちはそれはもうスゴイ熱狂ぶりで歓迎しますけど、実はこの背景にはそういっためのうちゃんへの反感もあったのではないかな、と勝手に想像しておりました。

しかし、めのうちゃんの拒否感がどこで生まれたのかはさっぱりわからず。本編中に描かれているとすれば、病気がちになった(死期が近づいている?)母である女王が、生に執着するあまりヒトをばくばく食らっている場面に対する「醜さ」からくる拒否感でしょうか。

めのうちゃんはこれという信念があるわけではなく、どちらかというと「なすがまま」というか「貴峰丸の言うことに倣う」「母の言うことにハイという」ような流れに身を任せる部分があるように見えます。
生から死へというのも、自然や生命におけるとても当たり前の流れであって、そこに必死にあがこうとする母の姿がめのうちゃんの感覚からは理解できなかったのかもしれませんね。



いい加減どうでもいい話ばっかり続きそうなので、そろそろおしまう!


製品版の発売を楽しみに待っております。


カレーおいしかったですぺろり~

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