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2014年5月20日火曜日

レンドフルール妄想した、楽しかった

16:12 Posted by はずみ No comments
最近のオトメイト新作タイトルが何一つ記憶できない病にかかってます。


たぶん作品をプレイして、タイトルの意味やらこじつけを理解したら覚えるのは早いんだと思うのですが、今の状態ではわけわかめさっぱりなカタカナ単語としてしか認識できないために、脳みそをつるりと滑っていきます。


ので


新作情報をまとめれば少しは興味を持てるのじゃないかと思って!!

オトメイトさんがOTOMEmeetsOTOMATEという乙女に媚び…すり寄…お近づきになろうというコンセプトを打ち出してきたので私もOTOMATEに対してもう少し親近感を持って立ち向かってみようという所存です。
「立ち向かう」という単語が出てくる時点で、すでに心が敵対してるけど。


というわけで今日は原画:薄葉カゲロー、ディレクター:いわた志信という割と乙女ゲーマーたちには「信頼できる・好きなスタッフ」と認識されているのではないか?という「レンドフルール」さんについてお勉強してまいりたいと思います!!!



レンドフルール/Reine des fleurs

直訳すると「Queen of flowers」ですので、花々の女王って感じですね。


1)勝手に解釈するストーリーと世界観:

天上の国パルテダームと4つの大陸からなる地上の世界、二つの世界には生命を育む力「グラース」のやり取りが行われていた。パルテダームの女王は地上にグラースを与え、地上からはグラースの中継役として各国から4人の騎士が派遣される。
パルテダームの女王(女神)の空座により、グラースの供給が減り、地上世界は崩壊寸前であった。そこに誕生したのが新しい女王(レーヌ)の「ヴィオレット」。
地上世界にグラースを供給するには、各国の騎士の協力が必要である。ヴィオレットは彼ら騎士の信頼と忠誠を得るために、動き出す。


いや~~最初はパルテダームだのグラースだのナンノコッチャでしたが、じっくりこうやって自分で世界観を解釈しようとするとわりとすんなり頭に入ってきますね。



2)勝手に妄想する『レンドフルール』:

レンドフルールの面白い所は「天上と地上を結ぶいわば大使のような存在である騎士の信頼を得るために女王自ら頑張らなきゃならないところ」だと思います。

だって、地上がどうなろうが天上には知ったこっちゃないじゃん。汚染物質が流れてくるとかじゃあるまいし。天上の国パルテダームは「不可侵の聖域」って呼ばれているわけで、文字通りパルテダームが性質上に不可侵なのなら地上がどうなろうが、天上の国は安泰なわけです。

だけれども、そういうわけにもいかない。

というのであれば、まず第一に考えるのが「天上と地上の間には何かしらのギブアンドテイクが行われており、地上の滅亡は天上にも何かしらの悪影響を及ぼす」というもの。

もしかしたら天上の女神はマジ2000%のボランティア精神で地上に奉仕活動をしているという可能性もなきにしもあらずですが、それはさておきまして、地上に目を移してみましょう。


「女王は騎士の信頼を得るために頑張らなきゃならない」


な ん で だ よ !!

こちとら無償で地上にグレースだかグラースだかマロングラッセを送料無料でお届けして差し上げてやってるっていうのに、なんだその態度は!!もっと「ありがてぇありがてぇ天からの恵みでございやす」って有難がれよ!!!もっと「ハッ女王様のお申し付けあれば、足でもどこでも舐めてさしあげます!!」的な従順な姿勢とれよ!!と思わなくもないですよね。

だって

「ふええ><グラースが足りないよぅ…このままじゃ、世界が滅亡しちゃうよお…><」

という時に天上のお高い所から

「さぁ……お前たちか弱き羊たちに……このあまいあまいグラースをあげましょう……」

と高い所から手を差し伸べてくださる美女がいるんだよ?すがりつくじゃろ、そんなの。

もう一度グラースの供給が絶えたら困るから、そりゃもう女王陛下殿に這いつくばって賄賂渡すじゃろ。


それをしないのは、『女王の空位が長かったこと』がポイントになってきますよね。

王の座の空位で思い出すのが、歴史年表を遡ること八百…九百年くらい。12世紀末と13世紀半ば(1273年)ハプスブルク家のルドルフ1世の即位まで、神聖ローマ帝国ならびにドイツ帝国の失脚、形骸化をもたらした「大空位時代」が挙げられますね。なんだいきなり読むのめんどくせと思いましたら読み飛ばしてくださって結構ですよ。


大事なのは「興隆を誇った神聖ローマ帝国の皇帝の座が空座だったために、ローマ帝国の権力が衰退した」ってことです。

正確には全く空座だったわけではなく、もっと複雑な色々があるのですが、レンドフルールと並べて解釈するために空座として記述します。

つまり、今まで一番偉く絶対的立場であった皇帝・女王がいなくなってしまったために、各地の諸侯・地上の国の国王たちが「自分たちを指導、または規制する存在いないんだったら、自分たちの都合のいいように動いちゃお~~」と自分たちの権力を拡大していったという流れです。

皇帝女王が弱くなって、諸侯・地上の国が強くなったということです。

そして何が起こったかというと、大空位時代を終わらせたルドルフ一世は何もルドルフさんがすげー強い人だったというわけではなく、各地諸侯から都合のいい・扱いやすい人選として選ばれただけ。傀儡政権ってところですね。

この流れがレンドフルールにもあてはめられるとしたら、ヒロインであり、長年の空位を終わらせたヴィオレットはまさにルドルフのような立場になりえるのではないか?と。

傀儡の女王として選ばれて?(女王憑代の選定がどういうものなのかわかりませんが)、そして地上の国の都合の良いように動かされていく……?
ヒロインが憑代として「女神の意思」のようなものがわかるのかわからないのかはちょっとまだわからないので(なんか意味不明なこと言ってる!笑)、なんとも言えませんね。


さらに言えば地上の大陸の衰退は「緩やか」であり、「着実に滅びへ向かいつつある」とのこと。

まぁ生あらば死と、生死が切り離せないのと同じように大陸や惑星も誕生したからにはいずれ遠いか近いかはさておき、必ず訪れる結果として「滅び」が待っているわけですよね。

レンドフルールの世界もその普遍の法則があるとして、「いずれ衰退する」っていうのは実に当たり前のことである、と。

その滅亡への距離であるとか、スピードが変化するということではあるだろうが、今すぐに「ハイ!!今終わるよ!!!次の瞬間に世界は終わるよ!!!(修造」ってならない限りは、人間って意外とタフで恐怖や理不尽などにも意外と順応しやすい。順応できなきゃ、こんなに進化しないからね。


というわけで、グラースの供給がなくても日々は移ろい、毎日の生活を営むことができているわけで、そんな風「あれ、このままグラースなくってもいけんじゃね?」っていう発想が生まれる。地上がグラースを必要としなくなる。

天上が「グラースを与えなきゃ」と思っていて、その実地上に本当にグラースがなかったら滅びるのだとしても、その実証がなければなかなか信じにくい。

今まではグラースの供給と引き換えに、各国から人身御供を天上に送っていたわけですから、それをする必要がナイのならナイにこしたことはない。

かつて日本から隋唐の時代に遣隋使、遣唐使を派遣していたわけですが、派遣することで利益が生まれなくなり、かつ、派遣するにも負担や困難があるというのなら、いっそ廃止にしちゃってもよくね?ということになったわけです。


さて、レンドフルールの世界はどうなるのか。

天上からグラースを与えることで天上は何を得ているのか?
各国は天上からグラースを与えられることをどうに捉えているのか?
ヴィオレットさんが「私の使命」であると言っていますが、使命とはまさに「『使い』として任された『命令』」なわけで、女神の意思とはどういうものなのか?

ていうかそもそもグラースってなんやねーん!!うまそうな名前だな!!

ということなどなど、勝手に解釈妄想することによってだんだんと作品が気になってくる、そして私グラースだのパルテダームだのと専門用語をだんだん覚えてきましたよ!!!という記録なのでした。


3)勝手にキャラクター解釈:


ストーリーと世界観把握が終わったら、待ちに待ったイケメンズとのご対面ですよ。


大体は顔を見ているのでなんとなく察してはいるのですが、





     レオン
―自由と破壊の騎士―


御年24歳、北国ピヴォワンヌ(言いづれぇ)の貴族階級出身の放蕩息子。
偶然見た主人公の姿絵に一目惚れした結果、無理やり騎士になった。

とのこと。


あ~~~~~これは本国から厄介払いされたクチですわ………。
自由と破壊の申し子って破壊って……お前……きっとブチ切れて宮殿の窓ガラス割っちゃったり、盗んだ馬で走りだしたりする子なんだろうな~~~ってじわじわ想像できますね。




しかも姿絵(←)に一目ぼれって!!!!絵描きがちょっと盛ってたらどうする気だったんだよ!!!!
「えっ意外とブサイクじゃん、やっぱ俺やーめた」ってか!!!このわがままっこめ!!!

こいつ絶対末っ子ですわ。


しかしCVが興津さんとのことで、は~~~楽しみですな。






     ルイ
―秘密と退廃の騎士―


22歳。南国カンパニュールの騎士。妾の子。
理想の王子様を形にしたような青年だが、顔には深い倦怠感が。

とのこと。


私は倦怠感にまみれた王子はちょっとアシュラフを思い出すので、ちょっとお近づきになりたくないですが、「世界は広し」ですから世の中には倦怠感という名のタイタニック号にともに溺れたいという御嬢さんもいるのでしょう。


そして妾の子。

この子も、や、厄介払いされたクチですやん……(ヒィッ

退廃って道徳的に堕落しているっていうか人種差別のあれっていうかナチスドイツ的な、あと世紀末的な寒いイメージありますが、きっと南国カンパニュールは商業と芸術の都市とありますから、ミラノとかそういうイメージなんでしょうね。

とりあえず南国らしいから外に出てサーフィンでもしてみたらええんじゃないかな。

あ、CVは浪川さんとのことです。

あっじゃあちょっくら釣りしてきなよ!!!!ファンキーフィッシング!!!!!!


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00A8GPVUU/kasi-22/ref=nosim

あまぞんで視聴できるお


はい次。



    ギスラン
―戒めと狂乱の騎士―


20歳。東国クリザンテームの騎士。
軍人として数々の武勲を上げ、「クリザンテームの怒れる刃」と呼ばれる。
主君には絶対の忠誠を誓う。

とのこと。


なるほど。これは忠誠心が篤すぎて疎まれたか、それとも東国は「忠誠心を大事にする国」ゆえに、今回のヴィオレッタに対する騎士の派遣でもちゃんとした人選をしたか、の二つの可能性が。

後者であって欲しい…!!!だって、前の二つの国なんか絶対天上を舐めてるぞ。
とりあえず一人見繕っとくかって考えが見え見えだぞ。

忠誠心に篤いくせに、戒めと狂乱って文字が不穏な空気を醸し出します。
なんなの?酒乱なの??
戦に勝つと飲んで飲んで飲んで飲んで!!で酔いつぶれて翌日に自分を戒めるの?

「もう酒飲まない……(酒やけした声の近藤隆」

これはいい。




ハイ次。




    オルフェ
―親愛と孤独の騎士―

19歳、あら、ピッチピチね~~~~。
西国ウィエの騎士。孤児、吟遊詩人。
明るく悪戯好き、その笑顔は孤独の裏返し。


孤児だから厄介払いとも思えないし、もしかしたらこのオルフェくんは順当に選ばれて、順当に「じゃあ俺行きます」って答えた可能性が高いですね。
西国は島国で、平穏が第一とありますから、選挙でもしたんですかね。

明るいけどさみしがり屋というめんどくさそうなキャラクターですし、しかも 吟 遊 詩 人 !!!

ということですから、どんなポエティーなセリフがCVけんぬで聞けるのかと思うとどきどきわくわくしますね。いきなり歌いだしても、私は驚きませんよ。なんせけんぬですからね。



はい最後。




   ユベール
―柩と檻の番人―

パルテダームの生き字引、宰相。レーヌ・ヴィオレットの教育係。
智謀策略に長けているのに主人公に甘い。

とのこと。


さて、立ち絵の足元を見てください。女神が見逃しても私の目はごまかせませんよ。その銀色に光る踵・・・!!!!


こいつ・・・・・・・・シークレットブーツ履いてやがるぞ!!!!!!さては身長がコンプレックスだな!!!!


日に日に美しく、そしてかつては自分の腰ほどの背丈だった主人公ヴィオレットがだんだんとすくすく育っていく内に己となんら変わらなくなった目線の高さを気にしてある日通販でシークレットブーツを注文していると、とても面白いと思います。

いやクロネコヤマトが天上の世界まで配達してくれるかは知らないけどさ、ヤマトだったらやってくれると思うよ。佐川はやってくれなさそうだけど。

良かったね、ゆべーるたん。



というわけでメインキャラに対する感想は以上です。
サブキャラは…まぁルイのお付人が男とのことで、まぁちょっと期待したけど、まぁそれは乙女ゲームにあってはならない楽しみ方ということでお口にファックしておきます。




一つの記事で全部のオトメイト新作を取り上げる予定だったのですが、思いのほかレンドフルールが楽しくて記事が長くなってしまいました。

世界史オタにしてみれば、こういう世界観構築からして好みです。




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